レベルカラーは復活できるか?
2012年に、隣の市にある、老舗の模型店の店員さんと話した。
30年前の塗料があるのだが、使えるかどうか。
店員さんの正直な意見は
「それは捨てて、新しいものを買ったほうが良いです」
まっとうな答えだし、新しく買ってもらったほうが、お店は喜ばしいだろう。
付け足したのは
「どうしても使ってみたいというのなら、乾燥して、ドロドロになったり固まったりしたのは
通常のうすめ液では溶けないので、特別なものがある」
という
それがクレオスの「真・溶媒液」だった。
それは、初めて聞くことだった。昔は、そんなもの必要なかったものなあ。
固まらせるなんてことなかったから。
それで、2012年の秋にその「真・溶媒液」を買った。
思ったのは、高いなあ! 250mlで630円だよ。
試薬みたいなもんだね。
2013年になって、とりあえず、手当たり次第に、レベルカラーとタカラとモノグラムの塗料に、
量は少なめに、ピペットで少量入れてみた。
それから何ヶ月か経過した。
あけてみたら、溶けたものと、硬いものがあった。
つまり、カチンコチンに乾燥していて、量が多いものは、液が足りなかったのだ。
しょうがない、またピペットで追加しながら、スパチュラでつっついてみた。
使いそうなやつを並べて調整した。
ついでに、そのうち使いそうなものも、やってみた。
半日以上かかった。
さてさて、とろとろになったのだが、実際に塗装してみて、どうなるのだろうか。
今回調整したもののなかに40年以上経過しているものもあった。
興味あるところだ。