八幡原飛行場業務日誌

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こどものころ

こどものころに、風呂に父と一緒に入ったときに何度か聞いたのは、父が所属していた、海軍の厚木基地の話だ。
特に覚えているのは、雷電の音の話で、キーンという感じの金属音が強かった。キーンという音を出して、離陸していく姿は、いかにも強そうだったと言う。

何年か後に、雷電の構造を本で読んで知ったときに、キーンという音は、たぶんプロペラの後ろについた、エンジンの強制空冷用のファンの回転音だろうと推測した。そのため、ほかの飛行機と音が違ったのだろうと推測した。
父は、たぶんそこまでは知らなかったのかもしれない。

父は、何度も言ったのは、「マーカーサーが厚木基地に来るので、はやく出て行け」と、日本で一番初めに除隊になったという話だ。
これは、ほんとかどうか、確認しようも無いが。