八幡原飛行場業務日誌

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復活!モデラーへの道 (14)

・発掘作業 (5)

さて、発掘された昔の塗料の続きだ。
ハンブロール(HUMBROL)のエナメルは今回あきらめた。

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なにしろ、缶にも直接溶剤を入れてはいけないというし、
一度固まったら、溶剤で溶かすことはできないという。

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11の表示は、シルバーだ。初めてハンブロールを使ったのは、シルバーだ。
ギラギラという照り光のシルバーだということで、父親が東京出張のときに模型店の地図を渡して、ハンブロールのシルバー買ってきてと頼んだら、ちゃんと買ってきてくれた。
もう40年くらい前のことだ。つまり、一番古いハンブロールは40年経過している。

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そのあと何度か買ったので、いろいろな缶の印刷のがある。
これはクリアーで、いつ買ったのか覚えていない。

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こんな印刷のやら、

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日本語が入っているのもある。

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フタに色がわかるようにしてあるのやら、

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フタにシールが貼ってあるのもある。
フタにシールのものは、ちょっと離れた市にある模型店で、売れ残りを安売りしていたので、買ってみたという記憶がある。
そのときに、イギリス機を作っていたので、ちょうど良かったわけだ。

あきらめてはいるが、そのうちフタを開けて、使えそうなものが無いか見てみよう。墨入れに使える色が生きていると良いな。

ハンブロールについて、ネット上で情報はあるのだが、ちょっと何者かだけは簡単に書いておこう。
イギリスの模型用エナメル塗料だ。日本では、何度か販売代理店が変わったようで、ときどき、店頭から消えたりしたこともある。
今は、扱っている店もあるが、入荷頻度が少ないようで、特に溶剤の入手は悪いようだ。
独特の塗料で、「いつまでたっても乾燥しない」といわれる塗料で、溶剤が蒸発するだけではだめで、塗料の材質自体が、空気(の何か忘れた)と反応して、硬くなるというもので、日本の気候に合わなくて、固まりにくいといわれている。
一度固まると溶剤で溶けないため、重ね塗りがしやすいというメリットもあり、使い方によっては、活かせる。
筆塗りでは問題は無いが、エアブラシでは、希釈の程度がわかりにくく、使いにくいらしい(やったことがない)
溶剤を缶に直接入れてはいけないそうで、使う分を塗装皿に出して、その皿で希釈するという方法をとらないといけないというわずらわしさもある。
シルバーは固まっても、触ると、指の皮脂などで、表面が変質されるため、触らないようにしないと、あの輝きは持続できないという大変さもある。


つづく