八幡原飛行場業務日誌

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復活!モデラーへの道 (16)

・発掘作業 (7)  レベルカラー

「レベルカラー」は、現在(2013年9月)クレオスのMr.カラーまで続くロングセラーのプラモデル用の塗料だ。
私のこどものころのプラモデル製作で、レベルカラー抜きには考えられない。ずっと一緒の塗料だ。
レベルカラーをはじめて買ったのは、1969年のことだったと思う。単価は50円だった。当時のこどものこずかいでは、50円は結構高かった。2本買うとレベルの1/72のファイターシリーズが買えるわけだから、足りない色が二種類だと、レベルの1/72ファイターシリーズがひとつ遠のくというわけだ。
それで、はじめて買ってから気がついたのは、1969年当時は、二種類あるのだ。

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この写真のが、つまりは、「初期タイプ」と呼ばせてもらおう。オフィシャルには、なんというのかわからないのでね。
特徴としては、カラーを問わずキャップの色は「白」になっている。並べて置くと、上から見たら、何色かわからないということになる。

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それと、キャップの「高さ」が低い。
この写真で、キャップの白い初期タイプと、その後のもの、黄色を例にとると、これを標準タイプと呼ばせてもらおう。この黄色のほうが、キャップの高さが少しだが高い。

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キャップを取ると、中ブタのキャップの内側の形状に違いがある。
左の初期タイプは、発泡素材の中ブタになっている。右側の標準タイプのものは、ポリ素材の中ブタで、この標準タイプ以降においては、この中ブタは「標準」となった。
初期タイプの発泡素材の中ブタは、開けるときに破きやすく、こまった素材だった。
だから、変更されたのだろうなと思っている。
1969年当時は、ちょうど変更時期だと見えて、お店の在庫は、色によっては、初期タイプのみとなっている場合があり、標準タイプの在庫が無い場合は、しぶしぶ初期タイプを買うことになった。
買う人が少ない色については、しばらくあとまで、初期タイプは売れ残っていた。
当時の売れ筋は、第二次大戦機のドイツとアメリカと日本用で、それ以外は、なかなか売れていない。
これは、22番のイギリス機のダークアース、29番の艦底色だ。

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ビンの底には、初期タイプも標準タイプも、Revellのマークが入っている。ビン自体に変更はしていないようだ。

つづく