八幡原飛行場業務日誌

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発掘した遺物 組立図編 (6)

・発掘した遺物 組立図編 (6)

三和模型の
TBF-1 アヴェンジャー だ。

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50円だったのか100円だったのか、値段は覚えていないが、大きさで考えれば、たぶん50円クラスのものだった。
マルサンの50円の1/100シリーズと、サイズ的には、ほぼ同じですから。

強く覚えているのは、小学校たぶん一年か二年で、カタカナでウに点々がついたものは、理解できなかった。しかも、小さいエまでついている。
クラスメートに聞いたらこれは、「あべんじゃー」と読むのだという。
「ええっ! ウに点々のあとに小さいエで、べと読むの?? だったら、アベンジャーと書いても良いんじゃないの??」
当時、英語のVの発音なんて知らなかったので、びっくりしました。

これは、苦心したあげく、作るのを大失敗しました。
キャノピーの後部、上部回転砲塔が透明部品なのですが、それが取り付け部分を透明部品なのに、
「焼け火ばし」で溶かしてつぶして、それを、胴体の左右貼り付けの時に挟み込んで
可動するようにするのです。
今考えても、小学校一、二年生に、うまく作れる構造ではありません。
失敗するのは、あたりまえだったかもしれません。
結局、透明部品は、可動できないし、接着剤まみれで、くもって、透明部品ではなくなってしまいました。
いつまでも、残念でしょうがありませんでした。

三和模型は、今はありません。
いつ、消えてしまったのでしょうか。
ネット検索しても、詳しいことは見つかりませんでした。

なお、「焼け火ばし」でつぷすという工程は、だいぶあとの時代まで存在して、もはや、火鉢だの火ばしだのが、
もう家庭に存在しなくなったときは、組み立て説明書には、「焼け火ばし作り」の説明があり、割り箸で釘を挟んで、釘の、かなづちで打ち付ける部分、あの丸くて平らなところを利用して、
ガスコンロなどで、熱くして、押し付けて潰すという、あぶない方法を書いていた説明書もありました。いまでは、もう無いですよね。

(次の遺物につづく)


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