八幡原飛行場業務日誌

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復活!モデラーへの道 (30) 準備編4 塗料その3

・準備編 (4)  塗料その3

タミヤ、クレオス以外の水性アクリルで、
100円ショップの、水性アクリル絵の具、Delta Ceramcoat、アメリカーナと三種類で比較のつづきだ。

何度かテストして比較して、実用的にプラモデルの塗装に使えるかを自分としてまとめてみた。
ただ、条件として、自分で使うので
・飛行機のスケールモデルに使うことで考える
・今回は筆塗りのテストしかしないので、エアブラシでの使用はテストしていない

それで、自分なりの結論をまず書いて、みよう
(1) プラモデルの素材そのものに、直接塗装すると、塗膜が弱く、
  爪で引っかく程度でポロポロとはがれるので、外側の触れる場所には、
  そのままでは使わないほうが良い。
(2) そのままでは、剥がれやすいが、下塗り剤をまず塗って、その上に塗装すれば、
  はがれにくくなる
(3) 100円ショップの「アクリル絵の具」と「アクリルガッシュ」の違いはわからなかった
(4) 100円ショップのアクリル絵の具が塗膜が弱く、Ceramcoatとアメリカーナが、それより強いが
  それでも、下塗り剤なしでは、剥がれやすい

それでは、もうちょっと、補足を含めて書いてみます。

まず、下塗り剤の存在だが、ネット検索してみたところ、いろいろと出てきたが、入手性で、100円ショップの、アクリル絵の具をガラスに塗装する場合の、「ガラス用」と

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ホームセンターで、アメリカーナのところにおいてあった、ネットでも良いという評判の、「オールパーパスシーラー」だ。

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ふたつとも使った感じの差はあまりないと思う。
ただ、どちらも原液がドロッとしているため、そのまま筆塗りすると、筆むらがでるし、厚塗りになりすぎる。
薄める実験をしたが、原液1で、薄め液1の割合でやってみたが、水で薄めると、プラスチック表面にはじかれやすくて、塗料がうまく乗らない。
イソプロピルアルコールそのもので薄めたら、白濁して結構ドロッとして、細かいダマにななったようで、塗装しにくかった。
ガイアの水性アクリル用薄め液だと、問題なく使うことが出来た。これだな。
ただ、薄めて、あまり薄く塗ると、下塗り剤としての効果が低くなるようだ。

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素材が、プラモデルと同じということで、CDケースを使った。
念のため、CDケースは、使用前に洗剤で洗った。
CDケースの表面は、オリジナルのままの「つるつる」している状態なので、塗料の食いつきは悪いかもしれない。
水性アクリルすべてが、そのまま塗装すると、乾燥しても爪でひっかくと取れた。
ただ、Ceramcoatとアメリカーナは、ちょっとしぶとい感じ。

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こうなると、写真と文章は関係なくなるが、
下塗りしないで、塗料に下塗り剤を混ぜてテストしたが、確かに塗膜は強くなるが、下塗り剤の上に塗装した場合よりは、弱いし、厚塗りしないと結局は、下地が見えるので、メリットは少ない。

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下塗り剤の塗膜が薄いと、100円ショップのアクリル絵の具は、爪で引っかけば剥がれるが、特に触らない部分、つまりコックピットとか、脚の収納部などには使えると思う。


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100円ショップのシルバーは、厚塗りしないと、下地が透ける。しかし、厚塗りすると、筆ムラが出る。
「シルバーは使えない」と判定した。

なお、オーバーコートのテストはしていないのですが、実験したすべての塗料は、乾燥後は、ザリザリのつや消しとなるため、つやの調整も含めて、オーバーコートは必要だと思った。

つまりは、子供の頃に、レベルカラーを使ったためか、水性アクリルを使うのは、気が進まない。やっぱり、有機溶剤の塗料を使いたい。
ただ、有機溶剤の匂いで家人が嫌がるということでは、うまく水性アクリルを使っていくしかないのかもしれない。
今後の課題だ。