八幡原飛行場業務日誌

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発掘した遺物 組立図編 (13)

・発掘した遺物 組立図編 (13)

エルエスの零式艦上戦闘機ニ一型だ。

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とにかく、このエルエスのゼロ戦のキットは、びっくりした。いままでのプラモデルに対する考え方が変わった。
組立図を見てみると、表側は、ゼロ戦の説明で埋め尽くされている。しかも、32型までであり、52型以降の話は、52型のキットに書いてあるというのだ。
簡単な側面図と、各型の仕様の比較の表もある。たぶん、いまでは当たり前になった、やりかただが、こんなキット、しかもたった100円のキットで、これは考えられない。
当時としては、200円のタミヤの1/50のキットだと、そんな感じだったが、100円のキットでははじめてみた。

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裏側には、組立について書いてあるが、デカールは、三種類の機体のマークがついていて、その説明が簡単に表に書いてある。
それまでにないことだ。100円のキットで、デカールが三種類分ついていて、全部貼り付けるわけではない。
いままでのは、ほとんど国籍マークのみであり、たまに文字の部分もあっても、一種類しか入っていない。
まいりました。

これを作ったのは、たぶん小学校二年くらいだったかなあ。
はじめは1/75のスケールだったが、そのあと、無理やり国際スケールの1/72の表記となった。
外形は変わらずに、それはないだろうと思ったが、実は、少し金型をいじったらしい。

エルエス自体は、なくなってしまったが、当時のいくつかの金型で、譲渡された会社でまだ生産しているので、
今度エルエスのものを作ってみたい。

(次の遺物につづく)


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