発掘した遺物 組立図編 (16)
・発掘した遺物 組立図編 (16)
大滝 1/60 コンカラー
小学校時代は、あまり戦車は作らなかった。今回発掘した組立図は三種類だ。
M-41、4号戦車と、このコンカラーだ。
なぜコンカラーなのか?
なぜコンカラーをモデル化したのか?
なぜコンカラーを買ったのか?
不思議だ。
当時は、コンカラーは、子供には有名だったのだろうか。
なぜ買ったのかについては、想像だが、友人の誰かが買ったものと、同じものは避けたかもしれない。
そうすると、結構有名でないものを選択することになる。
さて、この大滝のコンカラーだが、箱スケールであろうが、1/60と書いてあるところがすごい。
はっきり言うのは失礼だが、この時代の日本のプラモデルメーカーで、海外まで取材に行って、細かいところまで作ろうとするメーカーは無かっただろう。
海外のキットをコピーするか、日本で入手可能な、写真程度でモデル化したはずだ。
積極的に、海外にまで取材に行ったのは、タミヤの(先代)社長からだと思う。
これは、どんな経緯でモデル化したのやら。
これは、多分モーター付属で売っていたと思う。そのころは、モーター付属で売っているものと、モーターは別売りのものがある。別売りだと、マブチモーターのNo.13であるとかNo.25であるとか指定されていて、別に買うことになる。
モーター付属のものは、モーターの価格も含まれているのだが、マブチモーターを買うのを考えると、安かった。
それがくせもので、
安いので、ついつい買ってしまうと、モーター自体のパワーが違うのだ。
マブチモーターなら、ぐいぐいと走るはずだが、付属されている、メーカー不詳のモーターは、パワーが無かった。
これも、組み立てははいいが、走りがいまいちだった。
典型的な「安物買いの...」だと、勉強になった。
でも、マブチモーターは、当時の小学校の低学年には、高い買い物なんだよなあ。
(次の遺物につづく)
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