発掘した遺物 箱編 (15)
・発掘した遺物 箱編 (15)
タミヤ 1/100 ダグラス A-4E スカイホーク
実は、タミヤの1/100、つまりミニジェットシリーズは、ずっと、A-7が気になっていたが、
近所の子が作ったので、違うのを作ろうと思っていた。
正確には、ミニジェットは、UH-1を作っていたので、ふたつめになるのだが、UH-1は
ヘリコプターなので、ジェットエンジン搭載していても、ジェット機とはカウントしにくい。
それで、「まともな」ジェット機として、選んだのは、これだ。
これも、爆弾をたくさん搭載して、なかなか派手な仕上がりになりそうだったというのが
選んだ理由だ。
ここまで、ほぼ素組で作ってきたので、パテを使うということはしていない。
だが、これを見て、パテで修正したくなった。
機首のあたりが、違うんじゃないかと思った。
違うと思った元のものは、何かの雑誌の実機写真なのか、図面なのか、それとも別なキットの
完成写真なのか、なにだったかは記憶にない。しかし、違うと思った。
近所の模型店には、プラモデル用のパテとしては、レベルパテしか置いていなかったし
レベルブランドに関しては、盲目的に信じていたときだったので、レベルパテを買ってきた。
さて、パテを盛ってみて、翌日削るつもりだった。
パテというものをそれまで使ったことがないので、様子がわからない。
一晩たっても、硬くなっていない。
普通のプラスチックくらいの硬さになって、ヤスリで削れると思っていた。
しかし、柔らかくて、削れる状態ではない。
固まるのに、時間がかかるのかと思った。
2日たっても、3日たっても、硬くならない。
こんなものだと、気づかされた。
表面をナイフで、薄皮を剥くように削ってみた。
表面は、よろしくない。
しかし、ヤスリでは、削れない。
かるく、紙やすりでこすったら、毛羽立つみたいに、へんなことになった。
やばい、やばい、やばい。
しょうがない。
ナイフで削った状態で、結構デコボコで我慢した。
そのあとも、レベルパテは使ってみたが、どうもあれはいけない。
結局、近所の模型店で手に入るもののなかに、タミヤパテ、つまり、イサムパテのOEM品が
登場するまで、パテ嫌いになってしまった。
それで、このスカイホークですが、
ひどい出来上がりとなりました。
一度だけ、後輩に見せました。
さすがに、笑われました。
タミヤの、この当時の製品には、宣伝のためのパンフレットが入っていたので、
「次はこれを作りたいな」と思わせる、しくみがありました。
※知的財産権に配慮して、解像度を悪くするか、小さい写真にしてあります。
知的財産権所有者からの要求があれば、図や写真の掲載は中止いたします。
図や写真の無断使用はお断りします。