八幡原飛行場業務日誌

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発掘した遺物 箱編 (53)

・発掘した遺物 箱編 (53)

HASEGAWA/FROG 1/72 Me410A-1

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P-38のところで書いたが、ハセガワは以前、イギリスのメーカーであるFROGと
提携して、お互いの製品をそれぞれのブランドで販売していた。
これもそれのひとつだ
HASEGAWAのマークのところにFROGと書いてある

中学1年のときにやっと「メッサーシュミット」というのは、飛行機の名前ではなくて
会社名、あるいは、設計者名であると知った
なので、あのBf109あるいはMe109という戦闘機だけが「メッサーシュミット」ではないと
理解した。もちろん、「ジェット機メッサーシュミット」と、小学校低学年のときに
呼んでいた、Me262のことも、ようやく何者かわかった

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それで、メッサーシュミットの中で、双発のBf110の後継で、Me210やMe410というのが
あることを知った
これが、そのMe210そして、改善されたMe410というやつだった
中学校の時は、田舎町でMe410のキットを買えるのは、このHASEGAWA/FROGの1/72が
唯一と言って良かった。ハセガワさまさまというところだ
当然だが、当時のプラモデルを作る少年は、ドイツ物が避けて通れない
かならず、ある時期は、ドイツ物に狂う時期があるはずだ
まあ、私もそうだった
このMe410を作ったあたりから、Fw190をたくさん作ったあたりがそうだろう

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不思議な双発の戦闘機だ
胴体の側面に、動力で動く機銃を装備している
ふしぎな武装だ  B-29なら大型爆撃機なのでわかるが
戦闘機でこんなことしたとは

このキットの出来上がりは、それなりだったと思う
FROGの良いほうなのか、悪いほうなのかはわからないが、当時の私には
Airfixで、あまり良くないのを見たためか、イギリス製品としては
Airfixよりは、良いのではないかと思った

箱にある、赤いしみは、たぶん、当時の「赤チン」だと思う。組み立てのときに、手が滑って
ナイフで手を切ったのかもしれない。当時は、ケガの時に、赤チンを塗るのは普通だった

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