八幡原飛行場業務日誌

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自己解決なのか

以前からずっともやもやとしていたことば
プラモデル関連の記事で読む言葉
「ピンバイスで穴を開ける」
言いたいのは、ある道具で、プラスチックなどの素材に穴を開けるときに
書く言葉なのだが
なにが、もやもやとしていたのかというと........


たぶん、なんのことやら理解できない人も、多いかと思うので
写真をあげながら、単語というか道具の名称をまず確認しましょう

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これは、「ハンドドリル」といいます 今は使う人は少数派なのでしょうから
目にする機会は少ないかもしれません 私がハンドドリルを買ったのは
小学校六年生で、友達と一緒にそれぞれ同じものを買いました
単に穴あけのほかに、チャック  つまりいろいろな細いものを
くわえさせる部分ですが、それに?のような太い針金をくわえさせると
ゴム動力のライトプレーンのゴムを巻くのに便利でした
たしか5年くらいで、へたってしまい、この写真のホーザンのものに買い替えました
そのあとも電気ドリルを買うまで、これのみですごしました 愛着があります

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これは、誰もがわかると思いますが、「電気ドリル」と普通に呼びます
これは、40年近く前にホームセンターの広告の目玉商品で買いました
速度が変えられないので、使いにくいのですが、当時は楽なので
ありがたく使いました これもハンドドリルと同じで、先のくわえさせる部分に
いろいろなものをつけて使います  特に小型の切削させる砥石をつけると
いろいろなものが簡単に削れて楽になりました

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これは、「電気ドリル」というより、「電動ドライバー」なのですが
ドライバーのビット以外にもつけられるので、いろいろと使っています
いろいろな工作に、いまは便利に使っています バッテリー動作するもの
ですので、どこでもいつでも簡単に使えます  これは参考ですね

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これも「電気ドリル」なのですが、サンハヤトのロングセラーで
たぶん30年以上は同じ商品として販売していると思います
今もあるかもしれません 昨年、先のくわえる部品  名称はわすれましたが
それを部品として買いましたので、まだ保守はできると思います
サンハヤトが、手作りプリント基板の穴あけ用に販売しているもので
1mm程度の穴を開けるのに使用します これは、ある人からお下がりで
いただいたもので、たぶん40年近くは稼動していると思います

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これは、「電気ドリル」ではありません。「リューター」とか「モーターツール」と
呼ばれているもので、先に切削のための砥石状のものをとりつけて、細かい作業に
むいています  回転が速いのでふつうは、ドリルとしては使いません
 これは単に参考ですね

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さて、これが、「ドリル」とか「トリルの刃」とか「ドリルビット」とか、
符丁として「キリ」という場合もある、穴を開ける道具の一部です
これはわたしの手持ちのうち2mmから9mmを並べましたが、これは、プラモデル制作には
使いませんね 太すぎます  プラモデルで使うのは、1mm以下がほとんどです

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これは、なんでしょう 100円ショップで「精密ハンドドリル」という商品名で
売っているもので、0.5mmと0.8mmの二本で108円という安さですが、実はドリルの刃が
グリップ部と空回りをはじめて、穴が開けられなくなるときや、ドリルの刃の軸が
ふにゃふにゃとして曲がってしまうとか、使い物になりません

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さてさて、これが「ピンバイス」です
バイスという名前は、いわゆるものをがっちりとくわえて
固定するものを言います。「万力」も「バイス」のひとつです
工作台に固定した万力を「ベンチバイス」といいます
なので、この写真のものは、「ピン」のように細いものを固定して使用するので
「ピンバイス」といいます  ドリルの刃をつけることもできるし
それこそ針、つまり「ピン」をつけて工作に使うこともできます
なので、これ単体「ピンバイス」では、穴を開けることはできません
ですよね

それこそが、いままでに、「もやもや」としていた原因なのです
「ピンバイス」という単体の道具では、穴を開けることはできないのです
「ピンバイス」に「ドリルの刃」を取り付けて
「ドリルの刃」をまわして穴を開けます
なので、いままでずっと、正式には、文としては
「ドリルで穴を開ける」が絶対に正しいと思っていました
なにしろその昔は、プラスチックに穴を開けるのに、
縫い針を割り箸などに固定して、その縫い針をろうそくなどの炎で熱して
暑くなった時様態で、熱で穴を開けるという方法もあったのですが
それは、均一な穴を開けるのが難しいので、だんだんとすたれました
それで、0.3mmとか0.5mmとかの細いドリルの刃を一般人がお店で買うことが
できるようになると、そちらに道具はシフトしたのはあたりまえです

それで、自己解決の話になりますが
電気ドリルにドリルの刃を取り付けて、鉄とかアルミとか木材に穴を開けるときは
どう書くでしょう  普通には、「電気ドリルで穴を開ける」で通ると思います
だぶんそれに異論を唱えてはいけないでしょう
ならば、「ピンバイスで穴を開ける」ど同じなのですね
つまりは穴を開けるのはドリルの刃ですが、それをまわす手段も含めて
というか、手段をメインに書けば「ピンバイスで穴を開ける」でも
間違いと指摘してはいけないと思いました
なので、今後はある程度すっきりした気持ちで「ピンバイスで穴を開ける」を
読むことができます

でも、間違ってはいけないのは
0.5mmとか、0.8mmとかの細いドリルの刃は、あくまでも
「ドリルの刃」であって、手で持って、力を入れている
軸でありグリップであるモノが「ピンバイス」という道具ですよ
あの細い、らせん状の金属で穴を開けていくのは「ピンバイス」では
ありませんよ
「ドリルの刃」を「電気ドリル」とは呼びませんよね

でも、なぜ「ドリルで穴を開ける」と表現せずに、わざわざ
「ピンバイスで穴を開ける」と表現するのでしょうか
個人の自由でしょうけれど、そこのところがまだちょっと、もやもやとしたままです