八幡原飛行場業務日誌

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ハンモック

こどものころに昼寝はハンモックですることがありました。
ハンモックは、ばあさんの部屋にありました。
私が小学生のときに、自宅を一部改築して、ばあさんの部屋もかわりました。
たぶん、そのときに、ハンモックは廃棄されたのだと思います。

あとで聞いた話では、父が海軍を除隊されるときに、海軍基地、つまり厚木ですね、そこで使っていたハンモックを持ち帰ってきたものだったということです。
基本として、海軍の兵は、ハンモックで寝ていたとのことです。

父は、太平洋戦争末期に海軍に、航空兵になるために入隊したのですが、厚木基地では、新兵の練習用の飛行機も、燃料も足りなくて、結局、実戦に行くこと無しに、練習兵として終戦を向かえ、終戦で除隊となりました。

それで、話を聞く限りは、実戦に行ってないため、戦争での悲惨さというより、戦後の暮らしのほうが大変だったようです。
ですから、息子が、ちいさいころに漫画雑誌で、戦艦大和とかゼロ戦とかの特集記事をながめても、戦艦や戦車、戦闘機のプラモデルを作っても、特に「戦争の道具がどうの」というような話は、しませんでした。
母のほうが、酒田への爆撃を経験しているので、大戦機のプラモデルには、あまりよくない印象をもっているようでした。