八幡原飛行場業務日誌

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発掘した遺物 箱編 (85)

・発掘した遺物 箱編 (85)


Revell 1/32  Mosquito  H-180

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1970年代前半ぐらいに、当時、雑誌で読んで知っていたのは、モスキートの決定版は
モノグラムの1/48のキットだった
確かAirfixでは1/72で出ていたと思うのだが、決定版とは言われていなかった

モノグラムのキットは、田舎町では売っていない。かといって、通販で買うにも
結構高い。

レベルは日本国内では、グンゼと契約したのが良かったのか、1/32シリーズを拡張して
グンゼ開発のキットも出し始めていた。あの雷電もそうだ。当時としては、雷電の決定版だった。

雑誌に書いてあったのは、突如1/32のシリーズが増えたのは、イギリス レベル開発のものが
増えたからだという。
そのひとつがこの、1/32のモスキートだ

モノグラムの1/48よりは、サイズが大きいだけに、お得感がある
通常の1/32のキットが、500円よりという時代に、1/32の双発機が1000円なのだから
お得だ。   ...と考えたのだな
値札を見ると、近所の模型店ではなくて、市内にできた、巨大スーパーのおもちゃ売り場の
値札だ。1000円ではなくて、今は判別不能になっているが、800円だ
お得感がずば抜けていた

箱はしまいこむ場所がなくて、作ってからしばらくは、タンスの一番上に、そのまま放置していた
なので、そのときに、日光のせいだと思うが、退色している
引越しのときに、箱としてのフタの部分はつぶして、下の部分は捨てた
なので、つぶした箱としては、一番大きい状態でほかの箱と一緒に保管してある

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レベルスタンダードという感じで、箱の横にいろいろと説明がある
これだけで、当時の私は、レベルワールドにひきずりこまれた

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これまた標準でついてくる、カラー図もほかよりちょっと大きめでついてきた

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組み立て説明書は、めずらしく、綴じてある冊子の状態になっている
以前だったら、大きな紙の両面印刷だつたのだが、1/32をリリース始めた
長谷川製作所の冊子形式のものに対抗せざるを得ないのだろう
これは、表紙と裏表紙にあたる部分だ

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(上は)2と3ページ

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(上は)4と5ページ

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(上は)6と7ページ
つまり、全部で8ページ構成だ
今のキットの説明書からみたら、それでもまださびしい内容だが
そういう時代なので、これでも、十分りっぱな説明書だった

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これが塗装の説明だが
レベルグンゼは、イギリス機に無頓着だったのか
まず、下面の、シーグレーミディアムが、できあいの色として、レベルカラーでは
リリースしていないので、何色を混ぜるかしか書いていない。
それぞれの色の混合の比率が書いていないため、不安だ。
それと、あの「ダークシーグレー」の指定がある
これが、オーシャングレーのことだろう
レベルカラーのできあいのダークシーグレーは、単なるグレーであって
青みもグリーンの色合いもなにもない
当時は、べつに変だと思わなかった


なお、完成した、巨大なモスキートは、置く場所、飾る場所がなくて
しょうがないということで、天井からぶら下げて、飛んでいるモスキートのように
していたが、あるときに、ぶら下げていた糸が切れて、床に墜落した
部品はバラバラに飛散して、悲惨なことになった (オヤジギャグです)

その部品はかき集めましたが、復旧工事にとりかかることなく
現在にいだっています。すべての部品がそろっているか確認できていませんが
おおもの部品は、まだとってあるので、修理すれば、なんとなくという
お姿になるのでしょうね

もういまからだと
こんな巨大なものは、作る気力が出てきません
1/32のHe219って、あの巨大なやつは魅力的なのですが






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